関西工業塗装協同組合とは?
工業塗装に関する企業の集まりです。
関西工業塗装協同組合は、全国に会員を抱える日本工業塗装協同組合連合会の関西支部団体です。関西を中心とした工業塗装関連企業が集まり、製品の品質や塗装技術及び経営に関する情報交換を主目的とし、組合員の塗装技術の向上や経営強化を目指しています。
日本の経済が低成長期のなか、世界規模の感染症拡大、さらには世界情勢の悪化の影響を受け、原材料の高騰や材料不足による顧客の減産は工業塗装業界にも大きな打撃となっています。かねてより求められている地球環境保護活動や深刻な後継者不足など、企業が抱えるさまざまな課題を解決するためには、企業の垣根を超えて手を取り合い、共に切磋琢磨する関係性を構築することが必至であると私たちは考え、取り組んでいます。
工業塗装とは「工場で安定した品質・コストで効率よく行う塗装」です。建物や大きな構造物、道路など、移動できない屋外塗装は工業塗装に含まれませんが、資材や部品など、工場に運び入れることができるものに施される塗装はすべて「工業塗装」になります。塗装を施す対象は自動車や電車などの乗り物、家電製品、建築資材、機械、木工家具など多岐にわたります。扱う素材は金属のみならず、樹脂成型製品、ゴムなども対象になります。 美観や意匠性を施す「見た目のため」はもちろんのこと、金属などの材料を腐食や劣化を防ぐ「素材の保護のため」、耐熱性や潤滑性など「機能付加のため」など、工業塗装にはさまざまな目的があり、人々の生活を快適に、安全と安心に寄与しています。
組合員の対応品目
- 鉄道車両
- 産業機械
- 建設機械部品
- 自動車部品
- 建築資材
- 電気材料
- スチール家具
- 医療機器部品
- その他オーダー品
関西工業塗装協同組合のカルチャー
各社を盛り上げる、
関塗協での活動
次世代を育成する土壌がある
後継者不足や後継者育成など、事業承継は工業塗装業界でも大きな課題となっています。私自身も父から受け継ぎましたが、関塗協に入っていたことで父はもとより、諸先輩方から学ばせていただいた経験があったからこそ困難ながらも今日まで歩み続けられていると思っております。事業を継ぐ次世代が自社だけでなく、工業塗装界の多様な企業風土を学び、広い視野を持つ経営者として育つことのできる土壌が関塗協にはあると確信しています。
代表取締役 花原秀樹
関塗協で自分の幅が広がった
異なる分野や会社規模の組合員と交流を持つことで、新たな見識が得られ、会社としても、経営者としても、また個人としても幅が広がったと実感しています。組合員同士、互いの会社に訪問することも多く、実際に工場の設備や働き方への取り組みなどを目にすることで、自社の参考にさせていただくこともあります。また、関塗協を通じて、組合員というだけでなく、気のおけない友人や仲間に出会えたことにも感謝しています。
代表取締役 黒坂俊之
モチベーション向上につながる
会社では経営者は一人ですが、関塗協には同じ立場で頑張る人ばかりです。「こんなふうに頑張っている」と聞くと自分も負けじと頑張ろうとモチベーション向上につながりますし、同業ならではの共通の悩みを話すうちに解決の糸口を見つけることができたり、うちも真似してみようとヒントになることも多々あります。コロナ禍で閉鎖的になりがちな時勢ですが、関塗協の交友関係に助けられ、公私共に前向きに取り組むことができています。
代表取締役 溝手潔
組織図
沿革
概要
関西工業塗装協同組合は、関西地区の工業塗装業を専業とする企業の集まりからなる団体です。教育及び情報の提供、福利厚生に関する事業を組合事業の主目的とし、それらを通じて団結と業界水準の向上を目指しております。
日本工業塗装協同組合連合会を通して、他地域の組合とも連携を図り、組合員の減少、事業承継の課題を解決すべく、魅力ある工業塗装業界を目指してさまざまな取り組みを考え、実践しております。関西の工業塗装のさらなる発展を目指し活動を続けています。
名称 | 関西工業塗装協同組合 |
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所在地 | 587-0051 大阪府堺市美原区北余部313 |
事務局 | 661-0951 尼崎市田能6丁目-9-15(花原化学工業株式会社内) |
設立 | 昭和55年6月2日 |
組合員数 | 38社 |
組合員の資格 | 次の要件を備える事業者 ・工業塗装を行う事業者であること。・組合の地区内に事業場を有すること。 |
代表者 | 理事長 原谷 隆清 |
担当者名 | 事務局 花原 秀樹 |